コロナの影響で、オンラインでの働き方にシフトしていったことで、5Gの存在がより注目されるようになってきました。
5Gの導入は、私たちにどんな未来をもたらすのか…
それを知るためには5Gがなんなのかを知る必要があります。
今回は、そんな5Gの概要について
また今後の展望について書いていきます。
目次
5Gとは
「5G」とは、言わずと知れた第五世代移動通信システムの略称で、携帯電話などの通信に用いられる次世代通信規格のひとつです。
5GのGとは「Generation」の頭文字をとったものであり、5世代目であることを表しています。
そのほかにもリアルな世界とサイバー空間が融合するSociety 5.0という考え方があり、これが実現すると、インターネット上にある膨大なデータを、ロボットやAIなどが自動的に処理を行うようになります。
4Gとの違い
5Gは4Gに比べると、通信速度は20倍、遅延は10分の1、同時接続数は10倍となっています。
4Gでは30秒以上はかかるデータのダウンロードは3秒で完了します。
遅延も少なくなることで、よりリアルタイムな操作が可能になり、世の中はもっと便利になっていきます。
5Gの特徴
5Gの特徴は、大きく三つに分けれます。
1つ目は
「高速・大容量であること」
高速・大容量であることにより、高画質・高音質な画像や動画の視聴が誰でも楽しめるようになります。
5Gの恩恵を最も受けるのは動画と言われており
YouTubeやTikTokなどの動画サービスがさらに普及し、オンラインでの活動がより当たり前になっていく事が予想されています。
2つ目は
「低遅延であること」
低遅延になれば、通信機能が向上し、よりリアルタイムな会話が可能になり
素早い反応や修正が必要となる自動運転の制御やVRなどへの活用ができます。
最近では、無人運転の研究がどんどん進んでいて、半自動運転の自動車は既に売り出されています。
事故を防ぐには先を読んだ素早い反応が必要になってくるので、低遅延になればなるほど、事故を未然に防げる確率が上がります。
3つ目は
「多接続であること」
多くの端末を同時に接続できることで、機器監視やスマートシティなど他分野でのインターネット活用がより推進されます。
つまり、IT×〇〇といった取り組みが促進されて、ITでできることの可能性がますます広がっていきます。
これによって、身の回りのことはどんどん便利になり、IT環境は私たちにとってもっと欠かせないものになってきます。
5Gになった未来
今後、5Gの活用が始まると、バッテリー負荷の軽減はもちろん、通信制限を気にする必要のない通信コストの安いプランが当たり前になります。
その一方で、トラフィック量も接続台数も爆発的に増えるため、攻撃手法や攻撃規模も増加・大規模化することが見込まれます。
これまでも、ネット技術が高度になるにつれてサイバーテロなどのネット犯罪が増加しており、5Gが導入されるタイミングでも同じように
もっと複雑で解明が難しい事件が起きてくると言われています。
このように、メリットが増える分、それを悪用する人がいるのも事実です。
5Gを活用するには、メリット・デメリットに合わせて今後の施策を考えていく必要がありそうです。
まとめ
5Gによって働き方、生活様式も大きく変わることが予想されています。
これまでの概念だけでは考えられないような変化をもたらす5Gは、大きな可能性に満ちたサービスとも言えます。
今回紹介した概要を把握し、これからの5Gを使ったITコンテンツ・サービスの進化に注目していけば、時代の流れは見えてきます。
どんな未来がやってくるのか、注目してみてください。