みなさんこんにちは!
Suneight(サンエイト)のコウヘイです!!
今回、僕からはこの場をお借りして、
映像制作の肝である動画撮影について基礎からお伝えしていこうと思います!!
みなさんは動画を撮影するとなった時、どのようなカメラを使用しているでしょうか?
業務用ビデオカメラ、家庭用ビデオカメラ、一眼レフ、シネマカメラなど、
色々種類がありますが昨今はiPhoneなどのスマホのカメラ機能が向上していて、
パッと見た感じではスマホでも良いのでは?と思っている人が多いと思います。
・・・実際その通りです!!!スマホで十分事足りちゃいます!
最近はスマホで撮影した動画がYouTubeで100万回以上再生されているなんてこともざらにあります。
スタビライザーなどのスマホカメラ用のアクセサリーもどんどん種類が豊富になって来ていて、
今後本当にいわゆる業務用カメラの出番はなくなってしまうのではないかと思ってしまいます。
ではなぜ業務用カメラ、「ビデオカメラ」を未だ多くの人が使っているのでしょうか?
大きいカメラは見た目がかっこいい?プロっぽさが出る??
1番は「マニュアル機能」の違いです。(ここが大きく違います!)
家庭用ビデオカメラやスマホのカメラは多くの場合、
誰でも簡単に撮影できるよう、様々な設定をカメラが自動で行います。
大変便利な機能ですが、時に撮影者の意図とは違うものになってしまうことがあります。
・フォーカス(ピント)が任意の被写体に合わない。
・絞り(アイリス)や色温度(ホワイトバランス)が撮影中変わってしまう。
他にもシャッタースピードが変わって画面がチラついてしまうなどなど。
こういった経験ある方、多いんじゃないでしょうか?
オート機能は日々進化していますがやはり機械が自動で設定している以上、
撮影者の意図にそぐわないことが出てきます。
(アイリス、ホワイトバランスなどの用語については今後、別の機会に触れようと思います。)
このようなことが起こると大変残念な結果になってしまいます。
ましてや撮り直しができない一発勝負の撮影となると…
これらの点を細かく、任意に設定できるのが業務用ビデオカメラ最大の利点になります。
それぞれの機能が物理ボタンで設定できるので撮影中なども即座に変更することができます。
同じく業務用でもエントリーモデルなどの比較的簡易なカメラは、
それらの機能をメニューボタンから液晶パネルで操作する形になります。
メニュー→カメラ設定→フォーカス→オートフォーカス→オン・オフ
みたいに毎回その都度、順序を追って設定することになるので、
普段業務用を使っている方からしたら面倒に感じるかもしれません。
より業務用になるにつれ、物理ボタンの数、種類が増える傾向にあります。
「画かく・フォーカス」の違い。
画かくとはカメラで撮影する際に、実際に写る範囲のことを言います。
一般的に業務用ビデオカメラは画かくが大きいです。
その分、画かくに入る情報量が多くなりますし、動く被写体を追う時にフレームに入れる余裕も生まれます。
レンズが大きい分、取り込む光量が多いので明るさの面でも有利と言えます。
(画かくを広げるためにアタッチメントの広角レンズを付けるという手段もありますが。)
「フォーカス(ピント)」の違い。
スマホや家庭用ビデオカメラなどの多くは基本的にオートで撮影されているかと思います。
フォーカスを合わせる時は画面をタッチして合わせているのではないでしょうか?
もちろんそれで問題はありませんが、業務用カメラは手動で任意に合わせたり外したりすることができます。
また、被写界深度や絞り(アイリス)を調整することで背景をぼかして雰囲気のある映像を撮ったり、フォーカスを移動したりすることができます。
フォーカスが合っている部分=見せたい部分
見せたい部分を任意に撮影することは重要なことです。
(被写界深度、絞りについては別の機会に…)
ざっとここまで説明しましたが業務用カメラの利点はまだまだこんなものではありません!
使いこなす知識、技術は必要になりますが、より最高の映像を求めるのであれば是非使ってみてほしいです!!