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本日のテーマ プロが教える住宅購入のポイント
(株)インデュアホーム代表取締役 渡邉 義洋
(株)リノスタイル代表取締役 小笠原 雅也
小笠原: 中古物件やモノを買う時は、不動産屋さんを仲介で入れたほうがよろしいと思います。
渡邉: それはなぜですか?
手数料とかややこしいものを取られてしまうんじゃないでしょうか?
小笠原: 手数料とかはかかるんですけど、買うまでの道のりや買った後に何か生じたときに、仲介を入れておくとすごく安心です。
何かあった時に対応してくれるのが不動産屋さんの役目ですので、
仲介手数料はかかりますけど、不動産屋さんを入れたほうが後からのトラブルを回避できると思います。
住宅購入のポイント① 仲介業者を介しておくとトラブル時に安心できる
渡邉: なるほど。中古車を買う時に動かない車を買ってしまわないように、最低限のラインを守ってくれるみたいなイメージですか?
小笠原: そうですね。
あとは、この場所がいいと言う物件を見つけた場合は、不動産屋さんと一緒に中を確認することが大事です。
渡邉: 外だけじゃなくて?
小笠原: 外だけじゃなくですね。
住宅購入のポイント② 下見や見学する際は外観だけじゃなく内観もしっかり確認する
小笠原: 外回りをぐるっと一周見るだけではわからないと思います。中に入って、例えば歩いている時。1番の心配というのは家の傾きなんですよ。
渡邉: 傾いていたら、直せばいいんじゃないですか?
小笠原: 直すとなると……お金はかなりかかります。
渡邉: あっ、そうなんですか!
小笠原: 傾いている場合は立て直したくらいのお金がかかってしまいます。
傾いている住宅は私はオススメはしません。
渡邉: もう購入しないと?
小笠原: ええ、購入しません。
住宅購入のポイント③ 内見をして家が傾いてるかチェックする
小笠原: あとはですね、事故があった物件というのは購入しないです。
例えばですが、そこで殺人があったり……。
やっぱり評判っていうものがあります。そういうのが好きな方はぜひ……
渡邉: 殺人現場のあったところが好きな方?!笑
小笠原: 好きというか、そういう所でも気にしないという方はいいんでしょうけど……。
渡邉: なかなかいないでしょうね笑
小笠原: なかなか、そうですね。
渡邉: あれ?!そういうのはどうやって知ることができるんですか?
小笠原: 基本的に「告知事項」というものが不動産にあるので、不動産屋さんの方から告知されます。 告知されないで万が一買った場合は、告知違反にあたります。
渡邉: あっ、じゃあ、もしかしてプロじゃない人と契約登記しましたとなったら、(告知事項を)言わない、という可能性もあるということですか?
小笠原: そうですね、はい。そういうのもあります。
渡邉: うわー恐ろしいですね!
住宅購入のポイント④ 事故物件か確認するため、不動産業者を介した方が良い
小笠原: ええ。
例えば中古物件で金額が割と安い場合、田舎などでは多いんですけど、水道が通ってないとかなると、大きい元の水道から宅地までの水道の引き込み工事が結構金額かかったりします。
不動産情報が書いてありますので、確認したほうがよろしいと思います。
住宅購入のポイント⑤ 水道管引き込み工事は費用が高いので、敷地内の引き込み状況を確認する
渡邉: 今言っていたのは、市の水道みたいなところから、メーターという形ですね?
それはわかるようになってますか?
小笠原: 上下水が土地に入ってる・入ってないという情報も全部不動産情報に書かれます。
あとはシロアリがどれくらい家屋を食べているか。
若干のシロアリ被害で修正できる部分がある場合は、金額を低くしてもらって買いやすくなります。
渡邉: なるほど。シロアリの部分を取ってしまう?
小笠原: 取って新しいものを入れるとかもあります。
安く買う分には越したことはないので、値引き交渉っていうのも、ちょっとしてみるのもアリかもしれませんね。
住宅購入のポイント⑥ リフォームで安く修正可能な部分は値引き交渉にもなるので、不動産情報をよく見る
渡邉: いい事を聞きました。
じゃあ結局は傾きですか?
小笠原: 傾きですね、一番怖いのは。
渡邉: あとは事故物件っていう一番ポイントですかね。
小笠原: はい。
渡邉: 勉強になりました。ありがとうございます。
小笠原: はい、ありがとうございます。