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本日のテーマ300万円でどんなリフォームができる?
(株)インデュアホーム代表取締役 渡邉 義洋
(株)リノスタイル代表取締役 小笠原 雅也
渡邉:今回は質問の多かった住宅のことで、「300万あれば、どんなリフォームができるの?」というお題です。
小笠原:300万ですと、「どこに重点を置く」かが大切になってきます。
「家を直したいな」って時に、例えばキッチン・お風呂・洗面・トイレを直したいのか、もしくは部屋を直したいのかということから、金額が変わってきます。
「設備」ってわかりますか?
渡邉:設備ってどういうことですか?機械ですか?
設備と言われるもの
キッチン・お風呂・洗面・トイレ・電気・ガス・水道等
利用者のライフラインとなる必要不可欠なもの
小笠原:設備というのは、キッチン・お風呂・洗面・トイレなどのことです。
あと気をつけなければならないのは、水道なんです。
水道って見えないじゃないですか。
今の家は簡単にいうとプラスチックの管を使っているんですが、
中古住宅の昔の家は鉄の管を使っています。
そちらも一緒に変えるという気持ちで、考えていただければ良いと思います。
渡邉:まずは水・健康から、ということですか?
小笠原:そうです、健康です。
渡邉:普通は思わないですね。
小笠原:300万円となると、設備を重視するか、家を直すかということになってきます。 大体水回りで設備を全部やるとなると、基本的に300万円くらいかかります。
300万円で直せる水回り設備
キッチン・ユニットバス・洗面・トイレ
渡邉:具体的にいうと、どこでしょうか?
小笠原:キッチン・ユニットバス・お風呂・洗面とトイレですね。
渡邉:結構直せちゃいますね?
小笠原:そうですね。地域によって違うんですけど、それくらいは300万円でいけるかなと、私は思います。
業者さんや使うメーカーによっても違うと思います。
あとは「お部屋を直したい、LDKを直したい」となりますと……
渡邉:まずは、LDKって何ですか?
LDKとは
L(リビング)・D(ダイニング)・K(キッチン)
小笠原:リビング・ダイニング・キッチンといって、皆さんがよく使う場所・一番いる場所ですね。
LDKは部屋の大きさにもよりますけれど、絨毯と床を変えたりとか、壁紙の色(クロス)を変えたりとか、あとは照明器具を変えるとかができます。
お客さん次第で「どれくらいやるか」ということが決まってきます。
渡邉:例えば、お風呂はちょっと我慢して、なんか塗ってあるような壁にすることとかができますね?
小笠原:そうですね。
あとは、今多いのが「塗り壁」というんでしょうか、漆喰というとわかると思うんですが、そういったものに変えるのも予算が合えばできますね。
300万円でできること
お客さまの要望内容によって変わってくる
小笠原:なので、一概に「300万円でどれくらいできるか」っていう話は、お客様のご希望の内容によって変わってくるというのが、実際のところです。
最近のトレンド
キッチンの移動やリビングの壁紙の交換など
渡邉:ちなみに、今の一番のトレンドや需要が多いものは何でしょう?
小笠原:今一番多いのはキッチンと、リビングの壁紙の交換です。あとは結構、「今壁に付いているキッチンを対面のキッチンにしたい」ということもあります。
渡邉:そもそも、変えられるんですか?
小笠原:場所を変えることもできます。
渡邉:結構できるんですね。
小笠原:そうですね。
あとは実際のところ、会ってお話を聞いてご自宅に実際にお邪魔して、ご自宅の状況を見て「ここはまだ大丈夫そうです」といった内容を、プロとしてご提案をすることが多いですね。
プロとしての鉄則
実際に自宅に伺い、状況を見た上で
お客様と話をしながら見積額を決めていく
渡邉:それぞれ違うことだから、インターネットでパタパタと「どれくらいできますか?」と見積もりをするのは、なかなか難しいですか?
小笠原:難しいのが事実です。
シミュレーションはできるんですが、ご自宅が皆さん一つ一つ違うので、やっぱり「ご自宅にお邪魔して一緒にお話をして、その金額に合わせて家を直す」ということが、一番重要かなと私は思ってやっています。
小笠原代表のおすすめ
シミュレーションを鵜呑みにせず
自分で検索して地元の業者に連絡すること
渡邉:ネット社会ですからパソコンでやり取りしたいところはあるんでしょうけど、そうはなかなかいかないんですね?
小笠原:実際に行ってみて、300万円以上かかるとかのお話を聞くこともあるので、
やっぱりシミュレーションではなく地元の業者さんにご相談をした上で色々進めていくことが、一番だと思っています。
渡邉:なるほど!
じゃあ目ぼしいところを検索して、動画見たり色々調べて、その上でお電話をするのがいいということですね?
小笠原:その方がいいと思います。
渡邉:わかりました!それでは、ありがとうございました。
小笠原:ありがとうございました!