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本日のテーマリフォーム・リノベーションの盛り上がり
海外ではリフォーム物件が当たり前!!
リフォーム・リノベーションは、深刻な空き家問題の救世主になり得るのか?!
プロの知見を盛り込んだ、得する話ここにあり!
株式会社インデュアホーム 代表取締役 渡邉 義洋
株式会社リノスタイル 代表取締役 小笠原 雅也
渡邉:最近、リフォーム・リノベーションが盛り上がってきていますね。雑誌とかでもよく取り上げられてますが、この要因はどういうことなんでしょうか?
小笠原:要因はおそらくですけれど、中古住宅が増えすぎているからだと思います。
中古住宅・マンションの空室が増えているため、国の対策として今騒がれているものだと私は思っております。
渡邉:なぜそんなに増えちゃったんですかね?
小笠原:子どもが減ったからじゃないでしょうか。
渡邉:もしかして小笠原さんは子どもを減らしたんですか?笑
小笠原:私は普通かなと思います笑
渡邉:ごくごく一般的な人は1点何%くらいですかね?
深刻な出生率の低さ
2018年の出生率は約92万人、出生率は1.42%と右肩下がりの状態
小笠原:そういう状態で人口が減ったことと都心に移動したことで、空き家が増えました。
あとは高齢者が増えて施設に移ったりしたことによって、家が空くということが多いと思うんですよ。
10年・20年すると、もっともっと中古住宅が増えると言われております。
海外の住宅事情海外の先進国は90%がリフォーム物件。残りの10%が新築物件を購入する
渡邉:ということはやっぱり、日本の国民性に基づいて空き家は増えているけれど、中古物件は使わずに新築を建て続けていったからですか?
小笠原:そうだと思いますね。
ちょっと海外の話させていただきますと、海外の先進国の場合は9割がリノベーション・再生した物件に住まれています。1割だけが新築なんですよ。
日本だけが逆なんです。
リノベーションの流れがやっと入ってきたのかなと、私は感じています。
渡邉:良い建物を作りましょうといった法律が整備されたので、「躯体もまだまだ使えるよ」ということですね?
小笠原:そうですね。
中古物件の特徴自由に好きなデザインを創ることができる
小笠原:中古住宅といっても、古くて壊れるというイメージが今はありません。
逆に、新築と中古住宅の違うところは、中古住宅は結構自由に好きなデザインをつくれるということです。
渡邉:それはなぜですか?
小笠原:それは法律的なものですね。
新築の場合は色々な法律の許可を得て完成という形になるんですけれど、今の現状では中古住宅にはそういう確認をすることがないので、自由に使えるんですよ。
渡邉:階段の代わりにボルダリングで登って行く、みたいなこともできるんですか?
小笠原:そういうのも大丈夫ですね。
住宅選びの新たな選択肢中古住宅を購入して、自分好みのスタイルにリフォーム・リノベーションを施す
小笠原:家を買う=新築という結論・考えではなく、
選択肢として「中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションをする」という考えも頭に1つ考えていただければと、私は思っています。
渡邉:勉強になりました!
住宅購入の1つの選択肢としてリフォームも入り込んできているのが、このリフォーム・リノベーションの盛り上がりの理由ですね。
「まだまだ躯体とか使えますよ」ということですね。
ありがとうございました!
小笠原:はい、ありがとうございます!