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本日のテーマ建築会社の選び方(新築版)
光熱費を少しでも抑えたい人必見!UA値の基準は?数値は高い方がいい?低い方がいい?
家の燃費についてプロがわかりやすく解説します!
株式会社インデュアホーム 代表取締役 渡邉 義洋
有限会社インデュアホーム北盛 代表取締役 藤原 正
渡邉:今回は、多分皆さんが知らないと思う「家の燃費」についてです!
家の燃費?車の燃費が20km/Lとあるように、家の燃費ってものがあるらしいんです。
藤原:家の燃費の1つのライン、指標として「UA値」というものがあります。
渡邉:メモしてください!UA値です!
UA値とは?
床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して、
外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値
藤原:ほとんどのところでやってないんですけれど、建物の間取りが決まって断熱材の構成がちゃんとわかれば、それで計算ができます。
例えば岩手県盛岡ですと、基準が0.56という数字になります。
渡邉:0.56、よくわかりませんね?
藤原:例えば車に置き換えると、燃費が10km/Lがありますよね?
「それ以下にしてください」という、義務ではないのですが基準の数字になっております。
その数字が低ければ・少なければ少ないだけ、熱が逃げる割合が少ないので、建物の燃費が良くなるということですね。
UA値の地域区分
日本全国で8つの地域に分かれており、地域ごとに基準値が異なる
渡邉:ということは、UA値が0.7や0.8となると、どういうことですか?
藤原:地域区分があるので、そういう数字が基準になっている地域もあります。
渡邉:そこでは大丈夫ですよ、となってるんですね。
藤原:盛岡限定で言えばUA値が0.7-0.8となりますと、燃費の悪い家・住んでいて不快な家になります。
渡邉:要は、バンバンエアコンやクーラーとかが必要な家になってしまうということですね?
藤原:いくらフルに稼働しても、家の中が温まらないといった不快な家になりますね。
全国の具体的なUA値
北海道:0.46 岩手県:0.56 東京都:0.86
渡邉:ちなみにですけど、UA値が0.56に近い方がいいんですか?
藤原:低ければ低い方がいいです。
渡邉:どのくらいのグレードで施行されていますか?
藤原:自社では大体0.3-0.32くらいになってますね。
渡邉:よくわからないですけど、すごいんでしょうね?
藤原:北海道の基準が0.46です。
渡邉:うーん、なんとなく……?
藤原:盛岡と北海道の差が、0.56と0.46です。
基準値よりUA値が低いと、月々の光熱費が安く抑えられます。
渡邉:年間どれくらいの差が出てきますか?
藤原:基準値より2度低いと、年間で7-8万円は抑えられるんじゃないでしょうか。
渡邉:10年くらいすると、100万円くらい抑えられますね!
なるほど。いいことを聞きました!
建てるメーカー選びには、UA値が必須項目となってくる、なっているんでしょうか?
藤原:なっている、なっていないといけないですね!
渡邉:なっているそうですので!! みなさん!! 必ずUA値の燃費チェックをされるようにしてください!
今回は家の燃費の話でした!ありがとうございます。