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本日のテーマリノベーション済物件の落とし穴
リノベーション済物件を購入する時に失敗しないためには?
水回り?床?塗装?どこを見ればいい?
プロが注意すべきポイントを大公開!
株式会社インデュアホーム 代表取締役 渡邉 義洋
株式会社リノスタイル 代表取締役 小笠原 雅也
渡邉:今回のご質問は「リノベーション済物件の落とし穴」です!
多分これはリフォームも入ってくると思うんですけれど、そうした物件の落とし穴がみなさん気になると思います。
購入するときの注意点を教えてください!
物件選びの注意点外見より中身が重要
小笠原:リフォームもリノベーションも、販売物件・オープンハウスがあると思うんですが、知識がないと注意できないと思います。
外見はもちろん売るために綺麗にしているので、中身の方が重要なんです。
渡邉:中身ですか!
小笠原:例えば水周り、キッチン・洗面所・トイレ・お風呂ですね。
設備を新しいものに変えてあっても、床下の配管まで直してくれているのかそのまま使っているのかによって、後々響いたり不便が発生するパターンがあります。
渡邉:そういうのは購入するときに、「交換済みですよ」「交換してませんよ」ということが公開されるものなんでしょうか?
小笠原:基本的にはされてないと思います。
渡邉:法的な義務は無いんですか?
小笠原:無いです。
渡邉:「交換したよ」というのは宣伝文句で出しているでしょうけど、何もない場合は「ちょっとどうなの?」と聞いた方がいいということですね。
小笠原:物件要項に「設備関係交換」となっていても、配管交換・宅内配管交換などまでは、出ていないパターンが多いと思います。
渡邉:チラシとかの物件要項に書かれているんですね。
物件要綱には詳細は記載されないため、
配管系のリフォームの有無は聞いた方が良い
小笠原:あと、北国では特にそうなんですが、断熱はどの様に入れているか、外回りの屋根や壁を塗装しているかは大事ですね。
売っている物件の価格によっても、直しているか直していないかの差が出てくると思います。
安いリフォーム済物件にそこまで求めても、金額的にやっていないパターンもあります。
不明な点は聞く物件の知識を付けておき、購入する際に
不動産屋に確認することが大事
小笠原:ただこれらのことは聞かないとわからないので、
知識として覚えておいて、購入するときに不動産屋さんに確認するというのが大事だと思いますね。
アンペア変更今は電気機器の力が強くなっているので
アンペア変更をしておくとブレーカーが落ちにくい
小笠原:これは自分の家の反省点も含めての話なんですけれど、
今の住宅や機械というのは100Vではなく200Vを使っていたり、アンペア数も昔は20Aと30Aでコンセントを挿して使っていたんですけれど、今は電気機器の力が強くなって40Aのものが増えています。
家自体がアンペア変更をしてあると、いろんなものを使った時にブレーカーが落ちづらいです。
渡邉:ワット数が多いものを昔に比べたら使いますもんね。最近は全部電気で、レンジも調理器具も電気を使うことが多いですからね。
電気の力に頼っているので、アンペア数を上げないといけないですね?
小笠原:アンペア数を上げていた方が安心して暮らせると思いますね。
あとは、購入する際は気づいた点を言った方がいいです。
裸足で歩く裸足だとスリッパを履いている時より感覚が伝わるので、異変に気付きやすい
小笠原:私のオススメはスリッパを履かないで歩くことです。
渡邉:なに!?それはどういうことですか?
小笠原:スリッパの厚さで床の感覚が大分違ってきます。
リフォーム物件に関しては特に、例えば床の軋みを直していない場合もありますので要注意です。
渡邉:冬場に寒い、夏に暑いといった感覚が伝わってくると?素人でも気づけるものなんですか?
小笠原:素人さんで買う方は特にそういう所を気にする方が多いです。
渡邉:直感で感じるんですね。それは凄いオススメポイントですね!
新築ではなく中古物件予算が低い中で何を優先するか考える
小笠原:新築ではなく、リフォーム物件・リノベーション物件というのを頭の中で前提において購入するのが一番ですね。
渡邉:予算を低く抑えて購入するんだけど、その中にちょっと「ここまでくらいはしてもらっていいんじゃないか」というポイントですね。新築では無いということで。
小笠原:妥協点はありますので、それを考えながら購入することが大事です。
抑えるべきポイント水道の配管・断熱関係・塗装・電気のアンペア
渡邉:今回のリノベーション物件の落とし穴、購入のポイントをまとめます、設備関係が大きなポイントの1つですね。
小笠原:水道ですね。
渡邉:水道関係の管、断熱関係がどうなっているか、外壁の塗装がちゃんとされてるかがポイントです。
小笠原:あとは電気のアンペアを確認というところです。
オススメポイント裸足で歩く
渡邉:最後のオススメポイントとして?
小笠原:裸足で歩く!ということです。
渡邉:これ(スリッパ)を脱いで、歩くと笑
スリッパを履かないで、確認しましょうということになります。
本日はありがとうございました!
小笠原:ありがとうございました。